アフィリエイトをするならばASP(アフィリエイト・サービス・プロバイダ)と契約する必要があります。
ASP会社も複数あって初心者だと、どこと契約すればいいか迷いやすいですね。
僕が約1年サイト運営して、各ASPと契約してみた感想を書き連ねてみたいと思います。
Amazonアソシエイト
Amazonがやっているアフィリエイトサービスです。
アマゾンの商品・サービスを紹介したいと思ったらここに登録するわけですが、とにかく審査が厳しいことで有名です。
作って間もないサイトなんかは審査すらされずに門前払いされます。(申込み後、数時間でお断りメールが届く)
僕の実感だとGoogle Adsenseより何倍も厳しいです。
実はアマゾンのアフィリエイトは他のASP経由でも申し込めます。
バリューコマース、A8.net、もしもアフィリエイト、のいずれでもAmazonとの提携プログラムがあるので、そちらを利用してAmazonを使ったアフィリエイトができます。
Amazonアソシエイトに直接申し込むよりも審査はだいぶ緩くなるようです。
おそらくASP経由で申し込むと、審査しているのもアマゾンではなく、ASPの方なのかなーと思っています。
しかし代理店を一個挟むことになるので、当然ながら紹介料が本家(Amazonアソシエイト)直接よりも若干落ちます。
ただ「もしもアフィリエイト」だけは本家と同等の紹介料になっているので、ASP経由なら「もしもアフィリエイト」を使うのが一番いいですね。詳しくは「もしもアフィリエイト」の項目で。
当ブログも最初は「もしもアフィリエイト」でAmazonアフィリエイトを使っていました。
ただ「Product Advertising API」を使いたくなったので、ブログを開設して半年後ぐらいに改めてアソシエイトに申請したら通りました。
そのため現在はアソシエイトリンクを使っております。
※「Product Advertising API」はプログラマー向けの機能のため、殆どの方には関係ありません。
念の為アソシエイト申請前に「もしも」の方に、登録済みサイトを本家に申し込んでも問題ないのか問い合わせた所、申請は問題ないとのことでした。
ただ1つのサイトに「もしものAmazonリンク」と「アソシエイトのリンク」が混在することはNGだそうです。
ちなみにAmazonアソシエイトはサイトの追加登録も審査が厳しいです。
開設して半年以上たつ、サブサイトを追加申請したらものの見事に落とされました。
結構自信があったサイトだっただけになかなかショック。
もしもアフィリエイト
本家であるAmazonアソシエイトと報酬率が変わらないため、Amazon目的で人気のASP。
Amazonとの提携審査も本家よりずっと緩く、僕もサイトを立ち上げて一ヶ月20記事(ぐらいだったかな?)で申請した所、提携ができました。
その後もサブサイトの追加申請でなにかとお世話になっています。サブもすんなりAmazonと提携できるのでとても助かります。
Amazonの商品紹介リンクを作るのに、『かんたんリンク』が便利です。
Amazon、ヤフーショッピング、楽天のアフィリエイトリンクをまとめて作れます。
Amazonアソシエイト本家を使う場合は、Rinkerなどのプラグインを使うケースが多いですね。
もしもアフィリエイトならASP側で似たようなツールを用意してくれるので助かります。
Amazon以外の広告は物足りないですね。
A8.netやafbと比べると、だいぶ少ないです。
規模的にもそれほど大きなASPではないのかな、と思ってます。
Amazonの紹介料が本家と同一なのは客寄せのためで赤字か、利益がないんじゃないかとちょっと心配になる。
応援しようにも、紹介する商品が少ないっていうジレンマも。
なんにせよ、Amazonと提携するなら一番おすすめです。
もしもアフィリエイトでKindle本が検索できないときはASINで検索
A8.net
審査なしで登録できます。
それでいて広告も多いため、サイトを立ち上げたらすぐアフィリエイトを始められます。
アフィリエイトを始めるなら多くの人が登録しているであろう定番ASPのひとつ。
巨大なASPなので広告の種類も多岐に渡っていますが美容と健康系が多い印象。
とりあえず抑えておきましょう。
afb(旧アフィリエイトB)
管理画面が一番充実してますね。
売上に応じてステージが上がったり特別単価の申請ができたり、素材が解禁したり、とアフィリエイターのやる気を上げてくれる要素を散りばめてくれています。
記事で使えるイラスト素材がダウンロードできる「イラストひろば」や、記事そのものがASP内で売り買いができたりと面白い仕組みが入っています。
僕が登録したのはサイトができて数カ月後だったのもあり、すんなり審査が通りましたが基本的に審査はゆるめのようです。
できて間もないサブサイトを追加申請してもすんなり通りますしね。
広告の規模も傾向もA8.netとかぶる所が多いなという印象。
(もちろんそれぞれにしかない広告もあったりしますが)
定番ASPのひとつだと思います。
WordPress用にafbのキーワード計測タグ設置プラグインを作成しました
バリューコマース
A8.net、afbに比べると審査が若干厳しいという噂です。
例によって僕が申請したのはサイトを立ち上げて半年以上たってからだったのもあり、すんなり審査に通りました。
(あまりアフィリエイトに本腰じゃなかったのもあり、もしもアフィリエイトとA8.netだけの時期が長かったのです)
サブサイトを同時期にAmazonアソシエイトとバリューコマースの両方に申請したところ、アソシエイトはNG、バリューコマースはOKだったのでAmazonアソシエイトよりもゆるいのは確実です。というかAmazonアソシエイト厳しいよぅ…。(ちなみに、その後サブサイトはもしもアフィリエイトでAmazonと提携しました。もしもサイコー)
バリューコマースには独自機能でLinkSwitchというのがあるのですが、JavaScriptをサイトに記述しておくと商品の直リンクを自動でアフィリエイトリンクに変えてくれるっていう超絶便利な機能があります。
全部のASPで真似してほしいぐらいの便利機能なので、バリューコマースを使うなら是非チェックしておきましょう。
HTMLがなんたるかも分からない初心者だとちょっと壁はあるかもしれませんね。
もちろん、この機能は必須ではないので安心してください。でも使うと超便利。
バリューコマースはヤフーの子会社です。当然ヤフーショッピングのアフィリエイトもバリューコマースでできます。
※もしもアフィリエイトなど他のASPでもヤフーショッピングのアフィリエイトはありますが、バリューコマースならYahoo!ショッピングアプリ経由でも成果対象となります。
僕の場合、BookWalkerのアフィリエイトってあるのかな?って探してたらここを見つけて登録しました。
その流れで知りましたが電子書籍のhonto.jp、紀伊國屋書店のアフィリエイトもここにありますね。
バリューコマースは稼ぎやすいと評判ですが、僕自身はほとんど使えてません。
A8.netやafbと比較すると新着広告やキャンペーンなどの訴求も控えめなため、能動的に広告を探す必要があります。
アフィリエイトに本腰を入れだしたら真価がわかるのでしょうが、なかなか腰が重いなぁ。
リンクシェア(LinkShare)
ヨドバシカメラとビックカメラってアフィリエイト無いのかな?って調べていたら、ビックカメラがリンクシェアでやっていたので登録しました。(ヨドバシカメラはアフィリエイト無し)
楽天が運営しているためか、カテゴリーも多岐に渡ってあらゆるものが網羅されています。
ファッションや家具、JRえきねっと、チケットぴあ等々。
難点は管理画面がすごく使いづらいです。
探すのも見るのもしんどくって滅多にログインしません。
新着商品をチェックするような使い方は向いていなくって、あの企業の商品あるかな?って検索して探すような使い方になると思います。
そういった理由で、あまり使っていないのですが家電やパソコンは充実してますね。
パソコンショップへのバナーだけであれば他のASPでもあるのですが、個別の商品へ直リンクが作れるのが強いです。
「○○のパソコンがおすすめ!」と直接商品に飛ばせるのがいいです。
サブサイトでパソコン記事書いて、飽きてほったらかしにしてたら忘れた頃に10万超えのパソコンが売れてて嬉しかったです。ありがたや~。
審査基準も緩めですし、楽天で見かけるようなお店、ブランドは大体網羅されているっぽいので、とりあえず登録しておくと便利かもしれません。でも使いづらい。
Smart-C
スマートフォン向けの広告が主体のASPです。
ユーザーに広告をタップしてもらって、アプリをインストール。起動すると成果が発生となるものが多いです。
モバイル向け広告としては国内最大級となっています。
ゲームが多いですが、占いやショッピングアプリなどツール系も色々と揃っています。
スマートフォン用アプリ(iPhone/Android)を紹介するサイトならば、抑えておくべき必須ASPと言えます。
運営会社はアドウェイズです。
アドウェイズは2011年に伊藤忠商事の持分法適用関連会社となっていますので、会社としての信用度も抜群です。
審査は「即日から3営業日」ほどかかります。
即日とは書いてあるけど、結局3日はかかるんだろうな~と思っていたら、申込みから数時間後に審査通過のメールが届いたので驚きました。
審査通過前でも管理画面にログインできます。
しかし通過するまでは広告を検索しても全く表示されません。(僕の場合は1件しかどう検索しても引っかかりませんでした)
審査通過後に改めて広告検索すると多様な広告が表示されるようになります。
審査はサイトの申請時だけで、広告ごとの提携審査はありません。そのため全ての広告をすぐに利用できます。
JANet
運営会社はSmart-Cと同じアドウェイズです。
Smart-Cがモバイル向け広告主体なのに対し、JANetはパソコン向けとなっています。
美容、健康以外にも懸賞、証券会社、保険、エステなどA8.netやafbとは違った傾向の広告が揃っています。
管理画面が若干使いづらいなと感じますね。
どうしてもA8.netやafbと比較してしまいますが、広告を探すのが億劫です。
検索が主体で広告を探すことになるため、ぼーっと広告画面眺めながら「何かいいのないかな~」って見るには不向き。
新着や旬の広告を紹介してくれるA8.net、afbはやはり使いやすいと再認識します。
しかし他のASPと被っていない広告も多いため、抑えておくとバリエーションが広がります。
JANetは審査に「2~3営業日」かかると書かれていましたが、Smart-C同様で申し込みから数時間後に審査通過のメールが届きました。
審査基準もほぼ同じだと思います。
アクセストレード
2020年に入ってから追加契約したASP。
もう新規にASPを登録する必要はないかと思ってたのですが、ここでしか扱っていない商材があったため登録しました。
格安SIM大手IIJmioがここでしか扱ってなかったり(2020年4月当時)、某商材のキャンペーンがここでしかやってなかったり。
そんなに知名度がないASPのような気がしてたのですが、意外な穴場でした。
商材を探すのには検索しか用意されていないため(カテゴリー分けされていない)、サイトとしてはあまり使いやすくはないのですが副ASPとして非常に重要だなと思います。
まとめ
なるべく一つのASPに集中して売上を上げたほうが特別単価や担当がついてくれたり、といったメリットがあるようなのですが、各ASP毎に得意ジャンルが違ってくるので結構バラけてしまうなぁというのが実感です。
最初のうちは一通りのASPに登録して、傾向を掴んでいくと自分にあったASPが見つかってくると思います。
Amazonとの提携で便利なもしもアフィリエイト。
サイトが育ってきたらバリューコマース。
スマートフォン向けアプリの紹介をするならSmart-C。
という感じかなと思います。