WordPressにはダブルクォーテーション( " )やシングルクォーテーション( ' )など、一部文字をスマート引用符やアポストロフィなどに勝手に変換してくれるおせっかいな機能がついています。
"こんにちは" これが “こんにちは!”
'こんにちは' これが ‘こんにちは!’
Macのキーボード設定にも引用符の置き換え機能があるあたり、英語圏だと需要があるのでしょうが、記事中にプログラムコードを書いている場合、この変換が非常に邪魔です。
ちなみに<pre>、<code>、などで囲っている場合はこの変換は動きません。
ただ、1行、2行を載せる時に、いちいちコードボックスで囲ったりするのは面倒です。
今回は、この自動変換機能を停止する方法を紹介します。
変換される文字
元のテキスト | 変換されたテキスト | シンボル名 |
---|---|---|
"---" | "—" | em ダッシュ |
" -- " | "—" | em ダッシュ |
"--" | "–" | en ダッシュ |
" - " | "–" | en ダッシュ |
"..." | "…" | 省略記号 |
`` | “ | 開始引用符 |
"hello | “hello | 開始引用符 |
'hello | ‘hello | 開始引用符 |
'' | ” | 終了引用符 |
world." | world.” | 終了引用符 |
world.' | world.’ | 終了引用符 |
" (tm)" | " ™" | 商標記号 |
1234" | 1234″ | ダブルプライム記号 |
1234' | 1234′ | プライム記号 |
'99 | ’99 | 西暦の省略表現前のアポストロフィ |
Webster's | Webster’s | アポストロフィ |
1234x1234 | 1234×1234 | 乗算記号 |
停止する方法
結論から言ってしまえば、functions.phpに下記の一行を記述するだけです。
(WordPress 4.0以上で有効です)
functions.php
add_filter( 'run_wptexturize', '__return_false' );
では、スクショを交えながら具体的に説明します。
1.WordPress管理画面から「外観」→「テーマの編集」を選択します。
2.テーマファイルからfunctions.phpを選択します。
こちらの画面は使用しているテーマによって若干変わってくるかもしれません。
3.add_filter( 'run_wptexturize', '__return_false' );をfunctions.php内に記述して反映させます。
以上で、自動変換が停止できました。