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アクションゲームツクールMVのベンチマークが動かない場合の対処法

アクションゲームツクールMVのベンチマークテストが公開されましたね。

ベンチマークテストって?

使用しているパソコンが、ソフトの動作基準を満たしているか調べるための簡易ソフトです。
負荷がかかる処理(たくさんのキャラを表示したり、3Dゲームなら光源や影、遠景の描画など)をしてソフトを購入する前に「はたして自分のパソコンで快適に動作できるのか…?」を確認することが目的です。

単純にベンチマーク用のソフトをダウンロードしたら、すぐ試せると思っていたのですが意外と手こずったので記録を残しておきます。
僕以外にも同じ症状が発生する人は多そうでした。

ちなみに僕のマシンは先月下旬に自作したばかりなので、比較的まっさらな(余計なソフトが少ない)Windows10(64bit)です。

ベンチマークをダウンロード

公式サイトからベンチマークをダウンロードして、zipファイルを解凍します。


参考
アクションゲームツクールMVアクションゲームツクールMV

中に入っている「player.exe」を実行。

無事に起動した方、おめでとうございます。
何もする必要はありません。

MSVCR100.dll でエラー

僕の場合、こんなエラーが出ました。
「MSVCR100.dllが見つからないため、コードの実行を続行できません。プログラムを再インストールすると、この問題が解決する可能性があります。」

公式サイトでも「dllの不足で起動しない場合は、VC2010再配布、VC2012再配布、VC2015再配布をそれぞれインストールが必要になります。」
と注意書きがある通り、これらをインストールする必要があります。

ちなみに自分のパソコンにどれがインストールされていて、どれが入っていないのかは設定アプリから確認ができます。
「設定」→「アプリ」→「アプリと機能」

「Microsoft Visual C++ 2017 Redistributable(x86)」などと書いてあるのがそうです。

同じ項目が2つ並んでたりしますが、x86(32bit版)とx64(64bit版)です。

公式サイトで必要と書かれていたのは「2010、2012、2015」です。
そして、2015は2017と互換性を持っているため、2017が入っていれば2015は入れる必要がありません。
入れようとしても、こんな感じに「セットアップ失敗」となります。

ということで、僕にとって足りないのは2010だけ。
そして「MSVCR100.dll」が同梱されているのは「VC2010再頒布」なのでビンゴです。

VC2010をインストール

公式サイトで紹介されているリンクから飛んでいきます。


参考
Microsoft Visual C++ 2010 再頒布可能パッケージ (x64)Microsoft

「ダウンロード」をクリックします。

ダウンロードした「vcredist_x64.exe」を実行してインストールします。

これで動くはず。
「player.exe」を実行すると…

再度エラーがでました。

VC2010の32bit版も必要

先程インストールしたVC2010は64bit版です。
どうやらplayer.exeは32bit版のアプリみたいですね。
そのためVC2010の32bit版もインストールする必要があります。
アクションゲームツクールMVの公式サイトからはVC2010(32bit版)のリンクが貼られていないのが不親切です。

再頒布プログラムのbitは自分のWindowsのbitと合わせるわけではない

多くの方はWindows10(64bit版)だと思います。
一部タブレットPCなど使っている場合Windows10(32bit版)だったりします。

64bitのWindowsを使っているから、再頒布プログラムも64bitをインストール…というわけではなく、アプリが32bitでビルドされているか、64bitでビルドされているか、アプリ側の都合で必要な再頒布プログラムが変わります。

64bitのWindowsであれば、64bitのアプリと、32bitのアプリの両方が動かせます。
32bitのWindowsの場合、動かせるのは32bitのアプリだけです。

そして今回のベンチマークソフトは32bitアプリのようなので、32bit用の再頒布プログラムが必要ということですね。

VC2010(32bit)をインストール

VC2010(32bit)版の再頒布プログラムはこちら。


参考
Microsoft Visual C++ 2010 SP1 再頒布可能パッケージ (x86)Microsoft

「ダウンロード」をクリックして再頒布プログラムをダウンロードします。

ダウンロードした「vcredist_x86.exe」を起動してインストールします。

改めてplayer.exeを起動

これで必要なものは入りました。
player.exeをダブルクリックして起動!

無事に起動できました。あぁ、よかった。
ちょっと不親切だよ、KADOKAWAさん。

再頒布プログラムのリンク一覧

僕の場合、必要なものは2010の再頒布プログラムだけでしたが、人によって足りないものは変わってくると思いますのでダウンロード先のリンク一覧を載せておきます。

ちなみにdllと再頒布プログラムの関係はこんな感じです。

再頒布プログラム dll
VC2017 MSVCR140.dll
VC2015 MSVCR140.dll
VC2013 MSVCR120.dll
VC2012 MSVCR110.dll
VC2010 MSVCR100.dll

VC2010再頒布プログラム 64bit
VC2010再頒布プログラム 32bit

2012と2015は「ダウンロード」ボタンをクリックした先で32bit、64bitを選ぶようになっています。
x86が32bit、x64が64bitです。
使用しているWindowsが64bitなら両方、32bitなら32bitだけを入れれば大丈夫だと思います。

VC2012再頒布プログラム

VC2015再頒布プログラム

自分のWindowsのバージョン確認

「設定」→「システム」→「バージョン情報」から確認できます。



参考
Can Visual C++ 2017 Redistributable package support the applications that use VC2015?Stack Overflow

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